B型肝炎、C型肝炎

B型肝炎とC型肝炎が性行為によって感染します。

【概要】 
 肝炎を起こすウイルスはA、B、C、D、E、G、TT型が知られています。A型、B型、C型は日常遭遇する肝炎です。
D型とE型はきわめて稀です。
G型とTT型はまだ詳しくわかっていません。
ここでは、A型、B型、C型について説明します。

  

【A型肝炎】
 
経口感染です。水、食物、感染者の糞便などに汚染されたものを通じて感染します。
 性的感染は稀ですが、”肛門ー口”による感染の可能性はあります。
 急性肝炎(発熱、黄疸、吐き気、倦怠感など)として発症します。慢性化することなく治癒します。


【B型肝炎】
 B型肝炎ウイルスは感染者の血液中に存在します。
このため血液、唾液などの体液を介しての感染が考えられます。主たる感染源は過去の輸血、医療事故(医療従事者の針刺し事故)、母子感染などです。
 性的接触による感染もあります。

 感染後一定の期間をおいて急性肝炎として発症(発熱、黄疸、吐き気、倦怠感など)する人(20%)と本人が自覚の無いまま感染し治癒している人(不顕性感染)の人(80%)がいます。約1%の割合で劇症化する危険があります。
一部の人で無症候性キャリアー(症状はないがウイルスを持つ)や慢性肝炎となることがあります。

 性産業従事者(特殊浴場勤務女性)などでは一般女性に比べてB型肝炎感染者が多いことが知られています。
【予防】 相手またはセックスパートナーがB型肝炎キャリアーの場合、自分がB型肝炎未感染者であればB型肝炎ワクチンにより感染を防ぐことができます。   seibyouka.com
【C型肝炎】
 C型肝炎は血液を介して発症します。
 C型肝炎は感染しても無症状のことが多く血液検査をしないとわかりません。
 C型肝炎は性的接触により感染しますがB型肝炎よりその確立は少ないとされています。
 夫婦間の感染もゼロではありませんが比較的少ないことがわかっています。
 性産業従事者は抗体保有率(C型肝炎感染者)の割合が高いことがわかっています。
 ワクチンはありません。感染予防はコンドームです。
 米国ではセックスパートナーの数を少なくすることを予防法として推奨しています。

【診断方法】
 肝機能は血液生化学検査でGOT、GPT、ビリルビンなどを調べます。ウイルス感染の有無はB型では感染後1ヶ月してから、C型では感染後2〜3ヶ月してから血液中の抗体を調べます。
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