性感染症と発癌

HPVウイルス感染は子宮がんの発生の危険因子のひとつである。

【子宮がん】
 
子宮がんには子宮体がんと子宮頚がんがあります。子宮体がんは子宮体部にできるがんで子宮頚がんは子宮の出口(子宮頚部)にできるがんです。このうち子宮頚がんが性感染症のうち人乳頭腫ウイルス(HPV)の感染と関係があります。子宮頚部がんの組織中から高率に人乳頭腫ウイルスが検出されることから人乳頭腫ウイルス感染は子宮頚がんの発生を高めると考えられています。

 
尖圭コンジローマはHPV6型やHPV11型の良性型の感染によって起こり、子宮頚がんはHPV16型や18型の悪性型の感染によって起きます。HPVに感染しても多くは自然に消失する(治癒する)ことがわかっていますがHPVウイルス感染者は定期的な検診が必要です。HPV感染については今のところ検査できる施設は非常に限られています。、検査体制の普及が必要と考えられています。

 子宮頚がんは普通40歳前後の方に多く発症しますが最近は20代、30代の若い人の子宮頚がんが増加しています。子宮頚がんは急にできるわけではなくて前がん病変から徐々に進行していきます。検診を受けていれば早期に発見できるがんです。早期に発見された子宮頚がんは非常に良く治ります。


 HPV(人乳頭腫ウイルス)は性交渉によって感染します。したがって若年からの性交渉、多数の男性との性交渉、多数の女性と性交渉している男性との性交渉、コンドームの不使用は子宮頚がんの発生を高めます。

  はじめに戻る
  HOME